お弁当日記 レンコンのはさみ揚げ

心と身体のこと

10月の下旬より気温がぐっと下がり始めました。夏の暑さが長引き、一気に気温が下がったように感じます。
このように、気温の急激な変化は自律神経に影響を与えます。昨日のセロリは、そういった神経系の乱れを鎮めてくれる効果があります。

さらに、この秋という季節は肺への影響が大きいとされます。冷たく乾燥した空気が肺への負担になるのです。コロナの感染予防によって、マスク着用と手指消毒の徹底がされてきた期間がありました。そのため、緩和された今年はインフルエンザや常在菌などでも、簡単に健康を害してしまう恐れがあります。
もちろん、菌の侵入を体外で物理的に防御することも大切ですが、自分の体に備わっているバリア機能を高めることや免疫力をあげて撃退する力を備えることもとても大切なことになりますよね。

そんな秋の深まる今日は、レンコンのはさみ揚げ弁当です。

レンコンのはさみ揚げ

レンコンは漢方でいう白の食材で、潤い補給に最適です。レンコンが咳や喉の炎症に効果的なのはご存知でしょうか?
これは、肺に潤いを与えて呼吸器系の炎症を鎮めてくれるためです。風邪症状が出ていなくても、しっかり肺をはじめとした呼吸器系に潤いを与えて粘膜保護しておくことで、体のバリア機能が高まり簡単に菌が侵入できないようにしてくれます。

レンコンはシャキシャキとした食感が特徴的で、きんぴらにしてもハンバーグなどに混ぜ込んでもその食感を楽しむことができます。味や香りのクセがないので、お子さんでも食べやすいと思います。
喉の炎症を起こしやすい子供たちにも、食べやすい形で食べてもらえるように工夫できると、風邪にも強い体を作っていく時の強い味方になってくれそうですよね。

他にも大豆製品の豆腐・豆乳・厚揚げなど白の食材は、体の潤い補給に作用すると言われています。
潤いが保たれると心身を落ち着かせる効果もあるので、寝付きの悪さや鬱々した気分の時には意識的に摂ってみて下さい。

肺は悲しみの臓器?

肺は悲しみの臓器と言われることがあります。
それは前述のように、秋という季節が肺に与える影響が大きく、その影響で気分は悲しみを感じやすくなるからです。
秋になるとなんとなくもの悲しい・寂しい気持ちが湧いてくる。そんな経験は誰にでもあるはずです。
綺麗な紅葉の季節を越え、木々も枯れてシーンとした冬へ向かう。そんな季節の変化は、生き物にとって厳しい環境への備えが必要で、少なからず不安を生じるものなのでしょうね。

そんな時期も、その心地をじんわり味わい楽しみながら、しっかり乗り越えていけるように、旬の食材を取り入れられたらと思います。

子供が食べない食材でも食卓に

野菜が苦手なお子さんも多いと思います。我が家は、割と野菜をむしゃむしゃ食べますが、長男は食べないと決めたものは食べません。それでも、旬の味だったり栄養価の高いものだったり、色んな食材を食卓に並べるようにしています。

長女の時は『頑張って食べなさい』と言ってきたこともありました。でも、今はそれは良くなかったなと反省しています。
嫌いなものを無理に勧めたり食べさせたりするのは、拒絶に走ってしまうこともありますよね。

ただ、嫌いな食品・食べ物もそこにあるっていうことは大切かなと思うのです。この季節には出てくるもの・大人が美味しそうに食べてる様子、そういう中で子供はしっかり感じてくれていると思うのです。
そして、いつか自分の舌が成長して、色んな味に慣れてきた時、手を伸ばしてみたりする。

食べ慣れたものもあれば、見慣れている食べ物もあって、色んな食材があって、それを色んな方法で楽しみ味わうことができるというのが良いかな〜と、今はそんな風に思っています。

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