布ナプキンとディスポ商品
娘たちも生理が始まり、我が家のナプキン消費量も一気に増えてきました。
買い物をする時、私は昔から「使い捨て」のものにちょっと抵抗があって、なるべく避けたいなと思う方です。
看護師という職業柄、清潔を保つためのディスポーザブル製品は欠かせません。でも、暮らしの中ではできるだけ「使い捨て」ではないものを選びたいという気持ちがありました。
そんな中で最近特に気になっていたのが、生理用品。
薬局でナプキンを手に取るたび、「どうしようかな…」と迷ってしまう自分がいました。
それなら、もっと気軽に使える布ナプキンが作れないかな?と思い、試作を始めてみました。
布ナプキンは肌あたりがやさしくて安心感がある反面、外出先では取り替えが面倒だったりと、使いづらさもありますよね。
捲れる布ナプキン
そこで、私は「重ねて使える」タイプの布ナプキンを考えてみました。
汚れた面をピラッとめくるだけで次の清潔な面が出てくる、3枚重ねの薄手ナプキン。
これなら家でも外でも取り替えなしで、気軽に使えるのではないかと期待しています。
初めは多い日は市販のナプキン、量が少なくなってきたら布ナプキンに切り替える、そんな「使い分け」から始めてみるのもいいかもしれません。
自分一人が使うなら多少の不便も我慢できるけど、継続してもらうには
「快適・便利・かわいい」 の三拍子がやっぱり大事ですね。
娘たちがどう感じるか、これから試していくのが楽しみです。
女性であることを楽しむ工夫
布ナプキンでは不便を感じることもあると思うのです。
だけど、布ナプキンだからこそできる楽しみとして、「香り」でも楽しめるようにしたいと思います。
・お好きな精油を数滴たらして、ナプキンにほのかな香りをプラス。
・ナプキンや下着を入れている衣装ケースに、サシェやポプリを忍ばせてふわりと香らせるのも◎
・精油を入れた手作りの柔軟剤で洗えば、洗濯のたびに気持ちが整う香りが広がります。
香りには、清潔感だけでなく気分を明るくしてくれる力もあります。
生理という「ちょっと憂うつ」な時期も、少しでも心地よく、自分をいたわる時間に変えていけたら嬉しいです。女性であることを楽しめる…、そのためのちょっとした工夫を暮らしの中で散りばめていけたらと思います。
【おすすめ精油】
◯ティートゥリー
◯ラベンダー・アングスティフォリア
◯ゼラニウム
抗菌作用が期待できて、生理期のイライラや不安定な感情を落ち着けてくれるような香りです。
柔軟剤にするのも、清潔保持スプレーにして持ち歩くのも、デリケートゾーンの洗浄クリームとして活用するのもとてもおすすめです。
生理期間のケアと性教育
生理は、ただ体の現象としてやり過ごすものではなくて、
「どう自分の体と付き合っていくか」「どう心地よく過ごすか」を学ぶ機会でもあります。
こうした身体の変化や必要なケアについて、親子で一緒に考えたり話したりすることも、とても大切な性教育の一部だと思います。
自分の体を大切にすること。
それは同時に、環境や周囲の人への配慮にもつながっていくもの。
そういう“めぐり”の中で、優しさや思いやりが育まれていくのかなと思っていて、
言葉では伝えにくいこともそんな日常の工夫でスッと伝わるーそう信じています。
生理のケアを通して、自分の心地よさの原点を知ること。
それは、これから娘たちが大人になる中で、きっと大きな力になってくれる。
どんな状況も現象も、心地よく楽しめる工夫をできること。
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