我が家の餃子は手作りでした。
キャベツとニラがたっぷり入った餃子。ニンニクと生姜もたくさん入れて、お味噌を加えるのも我が家流かもしれません。
私は、レシピを見ながら料理を作ることがほとんどですが、この餃子だけはいつも目分量。大体の味付けでも美味しく出来るっていう自信がある唯一の料理と言ってもいいくらいです。
餃子は薬だった??
餃子は中国から伝わった料理で、中国では水餃子が主流です。
この餃子、元々は漢方医学の名人が、寒さと飢えで凍傷を起こしている村人を助けるために作ったのが始まりとされているそうです。
当時は、体を温めるスパイスや漢方をラム肉と一緒に煮込み、それを小麦粉で作った皮に包んで、温かなスープに入れ振舞ったと言われています。
当時とは随分内容が変わってはいますが、薬効のある食材をたくさん使った餃子は、今でも十分薬としての効果もある薬膳です。
ニラ
足腰の冷えや疲労回復・体を温める作用を持つ。
内臓の機能が高まるので、食欲がない時にも効果的。
五味:辛→発散作用:滞っているものを発散させ、気血の流れをよくする
五性:温→身体を温め興奮させる
体質:瘀血→(血の流れが悪い)血行不良で肌荒れや肩こり、月経のトラブル、冷え・のぼせが起こりやすい
生姜
お腹を温めて胃腸の調子を整える。初期の風邪症状や冷え性に効果的。
五味:辛
五性:温
体質:気滞→(気の巡りが悪い)ストレスや不規則な生活で
イライラしやすく、身体のリズムが乱れる
瘀血
水滞→(水の流れが悪い)胃腸が弱く、余分な水分が
溜まりやすい。むくみ・鼻水、めまいが起こりやすい。
キャベツ
体の余分な熱と水分を取り除き、胃腸の働きを促進する。お腹のハリ、消化器系の潰瘍にも効果的。
五味:甘→(補益作用)滋養強壮(緩和作用)痛みを止め、緊張を緩める
五性:平→作用は穏やか
体質:水滞
作る時から楽しい
餃子は包む作業も楽しいです。
5〜6年前に、餃子をみんなで楽しむ機会が増えました。家族でご飯を食べることが多かった時期は、まだ子供も小さかったので一人で必死に包んでいました。それが仲間とご飯を食べる機会が増えて、みんなでワイワイ作って食べる餃子はすごく美味しく感じられました。
笑う・笑い合えるって幸せな時間で、実際に免疫力も上がるといわれています。
コロナ禍で人との間に距離が生まれ、触れ合うことも表情さえ読み取りづらくなりました。幼い子供に大きな不安を与えているといわれていますが、それは大人の私たちにも同じこと。
みんなでワイワイ作りあったり、いっぱいおしゃべりしながら、食卓を囲むこと。
そんな時間が戻って、自己免疫を上げられる方が、ずっと健康的で感染への抵抗力を高めてくれるような気さえします。
先の見えない不安な時期がずっと続いていて、いろんな制限がある中ですが、笑い合える時間を大切にしていたいなと思います。
アレンジもいろいろできる餃子
餃子はアレンジもいろいろ出来ます。包む内容を気分によって変えたり、水餃子のスープをアレンジしたり、いろんなバリエーションを楽しむのも良いですよね。
私は夏場には大葉やエビを使ってみたり、冬場には薬膳スープに入れてみたり、季節によってもアレンジを楽しんでいます。
体調や気分、季節に合わせた餃子を作ったり…
自分の家庭の味を決めて、ほっこり楽しんだり…
ぜひ、みんなで楽しめるお馴染みメニューとして取り入れてみてください!
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