天火オーブンで焼く 抹茶パウンドケーキ

天火オーブン

抹茶とホワイトチョコ

先日、抹茶のパウンドケーキを焼きました。抹茶は小豆や和風のものとはもちろん相性が良いですが、私はホワイトチョコと抹茶の組み合わせが好きです。

抹茶のほろ苦い渋さの中に、クセのない濃厚な甘みのホワイトチョコがとっても合うなぁと思います。

そこで、今日は天火オーブンで抹茶とホワイトチョコのパウンドケーキを焼いてみることにしました。
レシピはこちらのグルテンフリーのレシピを参考にさせて頂きました。

ホワイトチョコと抹茶のパウンドケーキ【グルテンフリー】
米粉を使用した抹茶とホワイトチョコのパウンドケーキです。 外側はサクッとし、中はしっとりしてとっても美味しいですよ^ ^ プレゼントにも喜ばれます。

グルテンフリー(小麦粉依存症)

グルテンフリーのお菓子のいいところは、やはり小麦にあるグルテンの依存性を抜くことができること。甘いものが食べたい欲とは別に、小麦による依存性でお菓子を欲する人は多くいます。
でも、そうなると身体は必要としていないのに、頭や本能的な部分で『どうしても食べたい』という欲求が湧いてやめられなかったりするのです。これはダイエットにも健康にも大敵になります。

そこで、グルテンフリーのおやつに切り替えていくと、自然とグルテンへの依存性が抜けて、本当に自分の体が欲しているものが何かがわかってきたり、必要分が体内に入ることで十分満足できるように切り替わってくるのです。

小麦粉以外にも糖質依存症もあります。
糖質依存についてはこちら

依存症というのはなかなか自覚するのが難しいため、身体に不調や病気として現れて初めて気づくことが多いです。また、大元の原因は小麦粉や糖質依存であるのに、その原因には着目されずに、現れた病気の対症療法を行なうのみとなり、同じ病気を繰り返す人も多いです。
糖質やグルテンといった身近な食品の摂取量を減らし、体調の変化に目を向けてみることも良い機会になると思います。

そんなグルテンフリーの米粉のパウンドケーキを、天火オーブンを使っておいしく仕上げていきたいなと思います。

下準備の手間

お菓子作りで面倒なことの一つに、バターの攪拌があります。固まっているバターを溶かすでもなく、柔らかく常温でクリーム状にして攪拌することで、さっくり・ふんわりとしたケーキの美味しい口当たりになります。

だけど、冷えて固まったままのバターでは非常に面倒なのです…。
夏場は室温でいい感じになるけど、冬場はなかなか室温でも柔らかなクリーム状にまではなってくれません。
そこで、こたつに入れたり、レンジで少しだけ温めたり、我が家は今日酵母の発酵中だったので、一緒にヨーグルトメーカーに入れて、程よく温めていきました。

28度で1時間ほどしたら、手で押すとすーっと潰れていくくらいの柔らかさになって、あっという間に白っぽくふわふわのクリーム状になりました。

準備でちょっとした手間がかかることがありますが、なるべく放ったらかしで進行してくれることがいいなと思います。
時間はかかるけど、手はかからないことってすごくいいなと思うのです。

それぞれの時間が尊重されて、お互いがより良い状態になるまで、『どうかな〜』って、ちょっと心の片隅に置きながら待っている。そういう時間がいいなと思います。
さっとレンジにかけてしまうこともいいけど、たまには自然に進行する時間を楽しむ余裕も持てると、違った計算が頭と心で進行して、なかなかいい時間を過ごせたなと感じることができたりします。

子育ても同じで、一緒にいてピリピリするくらいなら。
ちょっと遠回りに感じても、任せてみたり、放っておいて、それぞれで育つ心境を感じてみるのもいいなと思ったりします。
料理やお菓子づくりの時間には、色んなことを感じて、思い出す人やものごとを愛おしく思えるのも、私は好きす。イライラして、急かされて、大急ぎで作るのではなくて、そういう色々を感じながらつくれるゆとりの時間であるように、心がけていたいです。

乳化に失敗したら

バターをクリーム状にすることができたら、あとはどんどん材料を混ぜ合わせていくだけで簡単なパウンドケーキ作り。
溶き卵を混ぜていく時には、うまく乳化しないこともありますが。少しづつ加えてしっかり混ぜていけば大丈夫です。ここで乳化がうまくいかず、分離してしまうと出来上がりのキメが粗くなり、食感があまりよくありません。

乳化に失敗したなと思ったら、アーモンドプードルや粉を少量加え混ぜ合わせると改善しやすいです。

パウンドケーキの焼き上がり

天火オーブンでは、温度がきっちりと設定できるわけでもありませんから、温度管理が難しいこともあります。でも、エアコンと薪ストーブによる暖かさの違いのように、保湿性や芯まで温める遠赤外線の効果など、天火オーブンにしかない効果もたくさんあります。
今回のようにバターも使った生地の場合には、外側はサクッとクッキー生地のような香ばしい焼き上がりになります。
そして、中はパサパサ感のない、しっとりとした生地になります。

何より、いつも火加減を気にしたり、毎回変わる焼き加減の違いを調整したり、気に留めながら試行錯誤しながら作ることが、とても楽しいです。自分の思考の癖を知れたり、好きなこと・苦手なことに気付けるきっかけにもなる天火オーブンとの時間が、私は大好きなのです。

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