今が旬 ハスカップ狩り

心と身体のこと

ハスカップという果物をご存知でしょうか??
私は、今年初めてハスカップ狩に連れて行っていただきました!

自然の中で黙々と小さな実を摘んでいく作業にも、

摘んですぐの新鮮なハスカップをジャムや塩漬けにする工程にも、

物凄く癒やされ、リフレッシュされました。
植物や生き物に触れることって、大事なんですねー。きっと。

今回は、黙々と作業すること一時間ちょっとで
1.8kgも摘み取ることができました!
小さな小さな実ですが栄養豊富で、貴重な果物です。

ハスカップとは

ハスカップとは、北海道でしか栽培されていないブルーベリーのような小さな紫色の実で、アイヌ民族が不老長寿の実として伝えてきた果物だそうです。
ハスカップという名前もアイヌ語の「ハシカプ=枝の上にたくさんなるもの」からきているそうです。

昔はハスカップが群生していたのだとか。
シベリアが原産地で、根が浅く広がるハスカップは
泥炭地でもよく育つそうです。

北海道は湿地帯がとても多いため、過酷な土地で生き延びられる
ハスカップがたくさん育っていたんですね。

ハスカップの栄養素と効能

  • カルシウム ブルーベリーの約5倍

歯の健康維持や骨粗鬆症予防の効果があります。
また、筋肉の興奮を抑え、神経を安定させる効果もあります。

  • 鉄 ブルーベリーの約3倍

貧血予防。
全身へ酸素を送るため、思考力や運動能力の
向上効果もあります。

  • ビタミンC みかんと同等
  • ビタミンE 抗酸化作用あるビタミンEも豊富に含みます

活性酸素を除去する「ビタミンE」と、力を失ったビタミンEを
元通りにしてくれる「ビタミンC」の両方を摂取できるので、
強い抗酸化作用が期待できます。
体内の脂質の酸化を防ぐため、動脈硬化や悪玉コレステロールの
軽減に効果的。細胞膜を健全にするため、美肌効果も高いです。

  • アントシアニン ポリフェノールの一種でブルーベリーにも
    含まれる目に良いとされる成分
  • シアニジン アントシアニンの中の一種で、抗酸化作用が
    ビタミンEより高いとされる成分

過剰な活性酸素を無効化し体の中の有害な酸化物質を
減らしてくれます
また、アントシアニンは網膜に働きかけるため、眼精疲労に
効果的といわれています。眼病予防・眼精疲労の回復などの
効果もブルーベリーより3〜5倍優れているとされています。

ハスカップの味と特徴

  • ハスカップの色と形  

ブルーベリーに似た青紫色をしていて、
形はしずく型のような楕円形です。
果肉を切ってみると、中まで紫色をしていて
ポリフェノールを多く含んでいる感じ。

ハスカップの果肉は柔らかく傷つきやすいので、
生のハスカップが店頭に並んでることは珍しいのです。
収穫時期も6月末〜7月上旬頃と短く、貴重ですね!

とにかく、酸っぱい!!酸味がずば抜けています。
よく味わうと、少し苦味があると言われますが、
何と言っても酸味の強さが特徴ですね。
風味は、どこかプルーンのような香りを感じる気が。

摘みたての実を食べても『ん〜酸っぱい!』

ジャムにしてみても『おーっ。結構酸っぱい』

となります(笑)

甘さ控えめのジャムにしておいて、
はちみつレモンのようにお好みの甘さまで
その都度調整しながら飲んだり食べたりが
お勧めです。

夏バテのような疲れの時には、
酸味を強めに感じながら食べるのも良いです。
さっぱりリフレッシュできる気がします。

ハスカップジャム

【 材料 】

・ハスカップ … 1kg

・ 砂 糖  … 600〜800g

【 作り方 】

①ハスカップを水で洗う

②ハスカップと砂糖を混ぜて、30分程馴染ませる
(酸性が強いので、土鍋やホーロー鍋を使用)

③火にかけぐつぐつしてきたら、弱火にし煮詰めていく
最初はアクが出てくるので、取りながら30〜40分煮詰める

※粗熱をとるととろみが出ますので、煮詰めすぎに注意してください。

ハスカップ塩漬け

酸味が強いので、梅干しのように塩漬けにしてみました。
ご飯などに混ぜたら、色付けになるかなと思って楽しみにしてます🎵

【 材料 】

・ハスカップ … 300g

・ 粗 塩  … 30g
(ハスカップに対し10〜20%)

【 作り方 】

ハスカップに粗塩をまぶす
水分が上がってくるまでは、時々混ぜて表面にカビが生えるのを予防します。

旬のもの

ハスカップ狩り、とっても楽しい時間でした。
あっという間に過ぎていく時間。

旬のものって、それだけで元気をくれます。
その時期に重要な要素を与えてくれます。

漢方では春・夏には、酸味と苦味を必要とするとされています。
ハスカップには酸味・苦味両方が含まれます。

酸味には引き締め効果があり、無駄な汗を止めてくれます。
頻尿・寝汗・下痢に効果があるとされます。

苦味には体内熱を整える効果があります。
利尿作用があり、水毒を防ぎます。

ハスカップが旬を迎える6月下旬から7月上旬は『夏至』です。
一年のうち最も昼が長くなり、陽気が高まるときです。

そんな時期の暑さによる不調にピッタリのハスカップです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました