寒くなってくると、家で過ごす時間がぐっと増えます。このおうち時間が私はとても好きです。
気になってた部屋のアレコレをお手入れしたり…
グツグツと時間をかけてのんびりお料理したり…
そんな冬の家時間が、大好きなのです。
そして、冬場になると使う頻度がぐっと増すのが天火オーブン!
写真は人気のPeace天火オーブン!!今年の春についに購入できました。
コンパクトなサイズ・レトロなカラー・ガラス部分の可愛いプリントでキュンキュンです。
天火オーブンはオーブン本体がガーッと熱くなるので、夏場の使用はなかなか大変なのです。汗だく作業になっちゃったりとか…。これが冬場になると、暖房代わりになるくらい暖かくて一石二鳥になるので、活用しがいがあります!!
そんな天火オーブンを使って、今日は野菜チップスを作りました。
油で揚げた野菜チップス、特にポテトチップスは最高に美味しいし、大好きです。
『無意識に手が伸びて、
サクサク…サクサク…食べているうちに、
いつの間にかなくなっちゃった。』
そんなことが多いポテトチップス…。罪深いです。
それを油であげないチップスにしてみたら、カリッとした噛みごたえと野菜の味と、食べたー!という満足感いっぱいのおやつになりました。『ポテトチップスって、ポテトというより油を摂取してたんだなぁ』と、しみじみ思ったりもしました。
さらに、カリッパリッとさせるために焼き時間が案外かかってしまう野菜チップスですが、天火オーブンなら低価格のガス缶を消費するだけなので、お得にできます。そして、焼いている間は暖房のようにあったかくなるので、キッチンからお部屋に持ってきて焼いて、ずーっと焼き加減見つつ・温まりつつほっこり過ごせて、とっても良いです。
そんな野菜チップスも、薄く切ってみたり、分厚くしたり、油を塗ってみたり、塩水につけてみたりと、お好みのチップス作成に向けて色々と試行錯誤してみました。
色んな方法で作ってみた
①切り方
まず、うすーくスライスした場合、チリチリっと縮んでしまったり、焦げたりして、あんまり美味しくは仕上がりませんでした。
スライサーの方は、そのままでいいですが。包丁などでカットする場合は、透けるほど薄ーくなりすぎないようにして、1〜2ミリ幅で切ってみてください。
カリッパリッとした、噛みごたえといい音がして割れる感じで、美味しさと食べごたえをアップさせてくれます。
②油を塗って焼いてみた
野菜チップスは、しっかり水分を飛ばして焼き上げても、パリッとした感じの噛みごたえがあります。ポテトチップスのようにサクサク感だけあって、程よく無理なく(??)噛むという行為を意識しなくても噛み砕かれていく感じ(?)の爽快感とは少し違っています。
そこで、やはり油の力を借りてみようと、オイルを塗って焼きました。すると、透明感のあるあの揚げたような状態になりました。食感もやはり軽くてサクッに近い感じで、美味しいです。
だけど…、野菜チップスとして野菜の味を感じて食べていると、案外素焼きチップスのほうが美味しい気もしてきて『これで十分かも』と、思えたりしました。
③塩水にさらす
塩をふりかけて食べると美味しいチップスですが、素焼きのタイプだと塩が絡んでくれません。そのため、塩味は浸水のときに野菜に含ませていくのがよいかなと思います。水にさらしたあと、水分を拭き取った状態のときに塩を振りかけて際立たせるのもいいです。だけど、浸水時に塩水にすると、より野菜の味が濃くなったような味わいを感じられたりします。
④焼き加減
焼き加減はチップスですから、カリッとなるまでには130度くらいの弱火で1時間近く掛かってしまいます。前日に切って乾燥させておくと、早く水分が飛ぶので160〜180℃の高温で20〜30分ほど焼けばカリッと仕上がります。
天火オーブンについてのご質問
先日、天火オーブンについての質問を頂きました。
そのご質問が、私のいつも使っているスマイルのビッグバーナーに関してでした。
このバーナーはとっても古いものなので、適合した規格のガス缶が現在は販売されていないのです。そこで『現在市販されているガス缶で使用できますか?』というご質問を頂きました。
私は規格外にはなりますが、現在市販されているガス缶を使用して使っています。
なので、使用できることはできます。ですが、時々安全装置なのか?、規格が合ってないからなのか?、ガスの流れが悪くなることがあります。一応、リセットボタンなるものが付いていて、そこを押すとシュッとガスが流れて、詰まりや滞ったガスを排出してくれているようです。ガス缶を一度取り外し、再度セットし直してリセットボタンを押し、それから着火すると点火します。
それでも古いものなので『よく分からなくて怖いな…』という時には、現在販売されているカセットガスコンロでも安全に使えそうなものがありましたので、ご紹介させていただきます。
こちらは、アウトドア用品のメーカー『ユニフレーム』の商品で、ガス缶がコンロの下に設置されているため、ガス缶が熱されてしまう恐れがなく天火オーブンでも安全い使用することが可能です。持ち運びもしやすい折りたたみ式で、2口のコンロになっているのもとても良いですよね。
この他にも登山などで使用されるセパレートバーナーと言って、ガス缶とバーナー部分をホースで繋いでいるタイプのものも、良いと思います。五徳やレンガを使って、天火オーブンを安定して設置できれば、安全に使用ができるのでよさそうですね。
なぜこんな風にコンロ部分をあれこれ考える必要があるのかというと、ご家庭のコンロは大抵の場合、Siセンサーコンロで立ち消えや消し忘れ消火機能などの安全装置が設けられています。
天火オーブンは、底に熱を送るための大きな穴の空いた形のため、鍋なしと検知されて火加減がすぐに弱められてしまったり、消火されたりするのです。
そのため、自宅の安全装置機能を解除したり、安全装置のないコンロや熱源を使う必要が出てくるのです。
こちらの記事でも詳しく書いてますので、参考にしてください。
そんなアレコレを乗り越えて、タイムスリップしていくように、単純に物体を熱するというアナログな熱源に辿り着いていくのも、実は天火オーブンのとても楽しい部分でもあると思います。。
重たい金属の塊のようなオーブンですので持ち運びには全く適しませんが、アウトドア商品のような作りの単純な道具が必要になるという…。結構面倒くささを感じられてしまいそうですね。
だけど、そんな現代の安全機能との格闘もあったりしながらも簡単・即席・便利の中で薄れてしまっている、なんとも言えない濃度の『あー、美味しい…。』という深さを感じてもらえる天火オーブン。
ぜひ、興味がある方には触れてみていただきたいです!
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