天火オーブンでパンを焼く

昨年、天火（てんぴ）オーブンなるものの存在を教えていただき、購入しました。

このオーブン、直に火で下から熱っして庫内全体を温めるという、なんともアナログなオーブン。
結構、重たくて、オーブン全体が熱く熱せられてくるという。なんとも、単純なものですよね笑。

だけど、私はこういう道具ってとても好きなんです。

こういうアナログ機器の良いところは、やっぱり火を使って料理ができること。

電気での熱は、どこか不自然で、原材料から得られていない気がします。
動力を使って、電気を起こしたとしても、何か色んなものを経由してできた熱という感じで、複雑で。

ガスはどうかというと、それも色んなものを経由してきていますが、それでも、その場でひがついていて、そこからの熱で料理できるので、まだ安心だったりします。

だから、オーブンレンジよりガスオーブンだし、ガスオーブンより石窯だし。
なるべく自然に、そこにあるエネルギーを使って、料理をするのが私は好きです。

この天火オーブンなら、直火でいいってことなので。
下で火を起こして、その上に設置できるように工夫すれば、カセットコンロなくても、
外でも使えちゃうってことなんです。

色んな意味で、とてもワクワクさせてくれるオーブンです。

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さて、この天火オーブン早速使ってみたいけど、どっやって使おうか・・・。
直に下から熱するので、底はこんな風になってます。
丸く穴が空いていて、その部分に火を当てて、ゴーッ！！と、
熱を送り込みます。

だけど、家庭用のガスコンロには安全機能がついていて。
途中で、火加減が変わってしまうので、こういう超アナログ機器は、
使えなくて。
安全機能を解除するとかしないといけなくなるのです。


それはそれで、ちょっと心配だったりもするので・・・、
超アナログにはアナログをということになりまして。

一緒に購入したカセットコンロです。

こちらはSmileという名のカセットコンロです。
折りたたみ式の足がついていて、なんとも言えない可愛さです！！

この、アナログ　対　アナログ　のオーブンで
外はカリっ、中はフワッとな美味しい料理ができますね。

通常のカセットコンロも同じように設置はできますが、Smileのカセットコンロよりコンパクトなため、
熱したオーブンの真下にガス缶を入れる部分が重なるという状況になるので危険かなと思います。

本当に、このオーブン全体が熱くなってくるので、ガス缶の取り扱いや、火傷には十分注意が必要です。

便利で安全な生活の中にいると、こういうアナログの面白さと一緒に、アナログならではの危険もついてくるので、気をつけないといけません。
それもまた、考えたり工夫したりが楽しいし、軽いアクシデントなら面白いのですけど。

オーブンの中はこんな感じになっていて、普通に鉄板を入れて焼くことができます。

そして、温度はどうやって測るの？？
って、思いますよね。

この天火オーブンにはちゃんと温度計がついています。
ちょっと見づらいですが、オーブン中央の丸い部分に「低・中・高」という文字が！！

これが天火オーブンの温度計ですっっっ笑笑笑。

低　だったら、160度くらいかな〜
中　になったら、200度前後かな〜
高　になると、230度超えてくる感じかな〜

と、大体の予測と庫内の温度の感じを、感覚的にみていくしかないんです。

こういう、自分の感覚で焼き加減を知ったり、塩梅を知ったり。

そういうことが、人には大切なんじゃないかと思うのです。
曖昧じゃ、出来上がりにばらつきが出ちゃうとか、失敗しちゃうとか。

色々難しいこともたくさんあるけど。温度計が測ってくれなくてもわかってくることがあるはずで。
数値で見れないなにかは、何においてどんなことにでもあるんです。

そういう感覚で、モノを見れるようになることが楽しさを増やしてもくれるんだと思うんです。

そして、焼いてる間もずっと気にかけているーということ。
その完全にお任せとか、放置してはできない感じが、またいいのです。

ちゃんと気にかけて出来たものは、やっぱり愛情深いのです。

そういうあったかな善さが、アナログな機器には詰まっている。
だから、好きなんですよね。

難しいけど、ちゃんと焼けましたよー😄
さあ、みんなでいただきます！！