夏の終わりに、新生姜の梅酢漬けを
今年の夏は、三重でも40度を超える酷暑日が数日続きました。暑さが心身に与える影響を、身をもって実感した夏でした。
もともと夏になると食欲が落ちて、料理をする気力も失せてしまうのですが、今年はそれに加えて、水やコーヒーばかり摂っていたせいで、血が薄まるような脱水も経験しました。身体のミネラルの濃度が少し変わるだけで、心身への影響はこんなに大きいのかと、改めて感じました。
そんなふうに食事を整えるのが難しかった時期に、先日スーパーで、久しぶりに茎つきの新生姜に出会いました。
我が家の、夏の定番
毎年、梅干しを漬けたあとにできる真っ赤な梅酢に、新生姜を漬けています。
これが、夏の食欲のない時期には本当に効果的で。朝から、新生姜の梅酢漬けとご飯だけなら食べられる、ということがよくありました。
でも今年は、なかなか新生姜を見かけなくて、食べられずにいたんです。それがようやく店頭に並んでいて、嬉しくて即、3束購入して漬けました。
気温は少し下がり始めて、過ごしやすくさえ感じる今日この頃ですが、新生姜の梅酢漬けがあると「まだまだ夏だ」と感じて、なんだか嬉しくなります。
生姜は、夏の身体の味方
生姜は、東洋医学でいう温性の生薬です。
乾燥させた生姜は身体の深部を温め、生の生姜は体表の温度を上げて発汗を促すと言われています。夏の暑さを汗で冷ます働きに優れていて、胃腸の調子を整え、食欲を高めてくれる。
まだまだ暑さが残るこの時期に、生姜の力を借りるのは、とても理にかなっています。
馴染みの味として、手渡すこと
我が家では、この辛味のある新生姜の梅酢漬けが、子どもたちの大好物です。
馴染みの味というのは、大人になってからも、ふっと思い出して取り入れようと思えるもの。だから、心身にとって本当に良いものを、馴染みの味として手渡せることを、私はとても大切にしたいと思っています。
季節のものを、季節に食べる。それだけのことが、身体を整え、そして子どもたちの中に、いつか自分を助けてくれる記憶として残っていく。
今年もまた、新生姜を漬けられてよかったなと思っています。
作り方(とても簡単です)
材料は、茎つきの新生姜と、梅干しを漬けたときにできる梅酢だけ。梅干しを漬けていない方は、市販の梅酢でも作れます。
まず、新生姜をよく洗います。長さ10cmほどで茎を揃えてカットして、沸騰したお湯に1分ほどくぐらせます。
煮沸消毒した瓶に梅酢を入れ、お湯にくぐらせた生姜を漬ける。あとは半日から一日待つだけ。
本当に、それだけです。
赤梅酢に漬かって、生姜がきれいなピンク色に染まっていく様子も、この一品の楽しみのひとつです。


コメント