天火オーブンで手作りおやつを焼く

天火オーブン

今日は、天火オーブンで『ブルーベリーマフィン』を作ろうと思います。

やっぱり『おやつの時間』『ティータイム』を楽しむことって、すごく幸せなことだなと思います。エネルギー補給でもあるし、ほっと一息つくことで心も頭もリセットされるような時間になりますよね。

そんなおやつの時間を楽しむべく、手作りおやつ『ブルーベリーマフィン』を天火オーブンで焼いてみようと思います!

こちらは、私の使用しているコクサイのママ天火についていたレシピブックです。レシピと温度計の目安や焼き時間についても書かれています。
温度計は『低・中・高』の表記ですが、『100〜150度・150〜250度・250〜300度』というのを目安にしていくようです。
ピース天火の説明書には『オーブンに手を入れて数秒耐えられたら○○度』『手を入れられないくらいなら○○度』という感覚で温度を計る方法の記載もあって、そういう表記にワクワクしてしまいます笑。今ではそんな記載考えられないですよね!!笑

天火オーブンについてはこちらの記事で詳しく書いていますのでぜひ→https://sanctuary1742.com/188/

さて、ここからがおやつについて・・・

毎日でも食べたいおやつ
おやつと言っても色々ありますが、日常的に食べるおやつはにはあまりバターや砂糖を入れすぎず、食べやすくて満足感があって、体への負担が少ないものがいいかなと思います。
だけど、それなりに満足感が得られないと逆に量を食べることになるので、その辺りのバランスが大事ですね。

そこで、今日はヴィーガンレシピの卵・バターなしのものと、普通のマフィンの両方を焼いて、食べ比べをしてみました。
ヴィーガンレシピは基本的にベーキングパウダーの力で膨らますので、ホットケーキのように材料を混ぜ合わせて型に入れて焼くだけなので時短で簡単にできます。
通常のマフィンは、卵や牛乳とバターとの乳化があるので手間がかかります。だけど、バターの風味と卵が入ることでふっくら感がでます。

作る手順や分量の違い、材料の違いで焼き上がりや食感味がどう変わるかも、しっかり比べて感想を書いていくので、ぜひレシピを選ぶ際の参考にもしてみてください。

では、マフィンを作っていきます。

マフィンの材料と準備

〈ノーマルマフィンの材料〉

  • 無塩バター      70g
  • グラニュー糖     80g
  • ベーキングパウダー  7g
  • 全卵         60g(Lサイズ1個分)
  • 薄力粉        180g
  • 牛乳          50g
  • バニラエッセンス    少量
  • ブルーベリー      適量(100g)

 準備:①バターは計量し、薄めにカットして室温で柔らかくしておく。
     →溶かさず、クリーム状になる程度に。冬場はレンジに3〜5秒ずつかけていくと楽です。
    ②薄力粉とベーキングパウダーは、ふるいにかける。
     →ザルなどで振るうかボウルに入れて泡立て器で混ぜてもOK。
      他の材料と混ぜ合わせるときにダマが残ったりして食感が変わります。
    ③天火オーブンをセットする。
     →バターと砂糖を混ぜ合わせたくらいに予熱し始めるとちょうどいいかもしれません。
      粉類を混ぜ合わせてすぐに熱したオーブン入れるのが、膨らませるコツです。
    ④マフィンの型を準備する。
     →マフィン用の焼き型の場合は、クッキングシートをカットして敷いておく。

  

〈ヴィーガンマフィンの材料〉

  • 薄力粉        140g
  • 砂糖          80g
  • 塩         小匙1/2
  • ベーキングパウダー   小匙2  
  • 豆乳         160g
  • オイル         50g(サラダ油orごま油)  
  • バニラエッセンス    少量 
  • ブルーベリー      適量(100g)      

準備:①薄力粉とべーキングパウダー、砂糖と塩をボウルに入れて泡立て器で混ぜ合わせる。
    →薄力粉のダマをなくす
   ②豆乳・オイルを計量しておく。
   ③天火オーブンをセットする。
    →予熱が完了する直前に材料を混ぜ合わせ始めるのがいいかもしれません。
   ④マフィンの型を準備する。

左側がビーガンマフィン準備/右側がノーマルマフィン準備


   

マフィンの材料を混ぜ合わせ、焼く

〈ノーマルマフィン〉  

1.バターがクリーム状になったら、砂糖を加えて白っぽくなるまで泡立て器で混ぜます。

2.バターと砂糖がしっかり混ざり白っぽくなったら、卵を3回に分けて加え、その都度しっかり混ぜ合わせます。(少量ずつ卵を加え乳化させる)

3.天火オーブンを温め始める。  

3.卵を全て加えてなめらかに混ざったら、薄力粉とベーキングパウダーも加えてゴムベラに持ち替えて切るようにさっくり混ぜ合わせる。

4.粉っぽさがなくなったら、牛乳を少量ずつ加えてさらに混ぜる。 

5.牛乳も混ざったら、バニラエッセンスとブルーベリーを加えざっと混ぜ合わせたら、型に流し入れる。 

6.200度のオーブンで10分焼く。
  その後、180度に温度を落とすか、アルミ箔を被せて焼き加減を調整しながら10分焼いていく。
  
               

手順1.バターと砂糖を白っぽくなる
まで混ぜる
手順2.卵を3回に分けて加える
分離すると食感が悪くなります
手順5.写真奥のやや硬めの生地がノーマルマフィン生地

〈ヴィーガンマフィン〉

1.天火オーブンを温める。

2.天火オーブン予熱が完了する直前に粉類と豆乳・オイルを混ぜ合わせる。

3.バニラエッセンスとブルーベリーを入れて、ざっくり混ぜたら型に流し入れる。

4.約200度のオーブンで10分焼き膨らませる。
  その後、180度に温度を落とすか、アルミ箔を被せて焼き加減を調整しながら10分焼いていく。

今回、実は最初の温度が低かったこともあってか、膨らみがあまり良くなかったので、溶かしバターのマフィンで再挑戦しました。
通常マフィンは180度で20分〜25分で焼き上がりですが、私の天火では200度で開始して火加減を弱めつつ徐々に180度のあたりまで30分程かけて下げていくのがちょうど良かったです。


それぞれの断面を比較したので、焼き上がりをお楽しみに!!

こちらの動画で、このマフィンレシピを実際に挑戦している様子が見られますので、ぜひ参考にしてみてください。天火オーブンを準備するところも撮影してますので、どんな感じか見ていただけると嬉しいです!!

ノーマルとヴィーガンの違い

焼き上がり
さあ、焼きあがってきました。今回は予熱温度が低かったようで、膨らみがイマイチでした・・・(写真左)。そこで、溶かしバターのマフィンで再挑戦しています(写真右)。

予熱が足りず、膨らみがイマイチ
溶かしバターマフィンで再挑戦
こちらはしっかり膨らみました

ノーマルマフィンからは、バターの香りが香ばしいです。
ヴィーガンマフィンはオイルの香りなので、オイルによって変わるかな思いますが、風味や香りをつけるナッツやシナモン・メープルなんかを混ぜたり上からかけて焼くのがオススメです。2回目のヴィーガンマフィンにはシナモンシュガーをふりかけて焼いたので、シナモンが香って甘味もプラスされ、美味しさが増しました。

では、焼き上がり生地の膨らみや食感の違いはどうでしょうか???

こちらがそれぞれのマフィンの断面です。
1番上:ヴィーガン
2番目:溶かしバター
3番目:ノーマル


膨らみに差はありますが・・・。

3番目のノーマル生地は、生地の中に細かな気泡ができて膨らんでいるのが分かりますか?そして、バターが主なので、サクッとした舌触りに仕上がっていて、お菓子っぽい軽さがあります。

そして、天火オーブンで焼くときに特徴的なのが、外はカリッと中はしっとりな焼き上がりです。バターと砂糖の多いマフィンでは特にその特徴が出やすく、表面がとってもサクッとしたクッキー生地のような焼き上がりになりました。
外はサクッと、中は軽い仕上がりですが、水分が保持されてパサパサしない程よい仕上がりでとても美味しいです。

電気オーブンではやはり水分が気発しやすいのが分かります。
翌日食べてもあまり食感や中のしっとり感が変わらないのも天火オーブンの影響かもしれません!!


2番目の溶かしバター生地は、気泡が少なくきめ細かい生地になっているのが分かりますか?卵ケーキとか蒸した生地に近い感じの仕上がりです。バターを溶かして入れているため、オイルのようなしっとりした生地に近い感じがします。


また、手順も卵と砂糖をしっかり混ぜ合わせてから溶かしバターを加えるので、卵によるきめ細かな膨らみになって、口当たりはすごく優しい生地になりました。
それでも、こちらもバターと砂糖の分量はノーマルと同じなので、表面はサクッとしていて、サクッとした表面にしっとりきめ細かい中の生地という食感の違いが面白い焼き上がりです。

 ー 生地の色について 
 この生地、ブルーベルーがまだしっかり凍っていて、混ぜ合わせもざっくりしているので色が分離していて、見た目がすごく綺麗に仕上がりました。これはノーマルでもできます。ヴィーガン生地は、混ぜずにブルーベリを入れたカップに生地を流し込む方法なら色が混ざらず綺麗に仕上がるかもしれないですね。



1番目のヴィーガン生地は、こちらは再挑戦の時にブルーベリー入れすぎちゃったので写真では分かりづらいと思いますが、気泡は全体的にできています。
でも、ノーマルに比べてしっとりした生地の感じになっているのが分かりますか?


ヴィーガンのケーキは、卵ではなくベーキングパウダーの力で膨らませるので、少しベーキングパウダーの分量が多くなります。そして、生地を柔らかくする脂質がオイルなので、バターのようなサクッと感ではなく、しっとりもっちりした仕上がりになることが特徴かなと思います。この辺りはオイルの分量や粉の種類を変えると食感が変わってくるかもしれません。もっちり感のある生地になるので、抹茶や餡と合わせて和風にも合いそうな生地です。
乳化の作業がないので、とっても簡単にできてしまうのも嬉しいですね。

ヴィーガン生地は、少しコクや風味で不足感を感じてしまう方もいると思うので、プレーン生地よりもナッツ・ベリー・シナモン・ココア・チョコなどでアレンジを楽しむのがいいかもしれません。また、コクを簡単にプラスするには、砂糖を上白糖やグラニュー糖からきび糖などに変えるのがおすすめです。

天火オーブンでマフィン作りのまとめ

マフィンはとても簡単にできるおやつなので、ぜひお家で挑戦してほしいです。
一つ一つ小さなカップに分けて焼くので、焼き時間も20分前後と短いですし、表面のサクッと感と中のしっとり感も丸々一個で満喫できるのも嬉しいなと思います。

材料の違いでも全然変わってくるので、どれが自分の好みかを探してみたり。その日の状態で脂質の質や量を変えたり、アレンジを変えてみたり、自分好みを追求しながら作るのも面白いですよね。

そして、天火オーブンの美味しさや優しさにも触れてみてほしいなと思います。
電子オーブンの気軽さも良いけれど、なんとも言えない無骨さや単純さを兼ね備えたアナログな天火オーブンを楽しんで、焼き上がりの違いや嬉しさを感じてもらえたらな・・・と思います!!

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