北海道に住み始めて5年目、バイクに初めて乗ってから4年目、中型免許を取って3年目。
そんな私が、今年は初めてバイク天国北海道をSR400でキャンプツーリングに行きます!
今年の4月に我が家に来てくれたYAMAHAのSR400というバイク。
このバイクはエンジン始動がキックなのです。以前のようなキャブ車ではなく、インジェクションという電子制御によって、随分エンジンが掛かりやすくなったと言われてはいるものの…。ポチッと指でボタンを押すだけのセル式とは違って、やはり大変だったりします。
初めて購入したバイクもYAMAHAのYB-1という50ccバイクで、こちらもキックで始動するタイプでした。だけど、50ccと400ccとでは全く違うので、力も使うし、体重をかけるコツもあって、何かと緊張するのです。
エンストだってあり得るし、疲れてくるとバイクの重さも感じてしまうし、疲れでキックの力が弱くなってエンジン始動さえ危うく感じてしまいそうなこともあります。
それでも、私はYAMAHAのSR400がとても好きです。元々アナログなものが大好きで、古いものというか本物に備わっている『深みや味わいや重ねられている重み』が堪らないのです。それに、大好きな人が勧めてくれていたバイクだから、より大切に大切に思える。それに乗っているとなぜか…これまでお世話になった色んな人への感謝が溢れるような、そんな『あったかな気持ち』にさせてくれる、そんなバイクなのです。
だから、私はこのSR400が大好きで、このバイクと一緒に初めて連泊するソロ・ロングツーリングへ出掛けようと決めました。一人でのキャンプも、これまではしたことなかったけど、一度挑戦してみたら、とっても自分自身を自由にしてくれる時間になりました。だから、ソロキャンプも含めてSR400と北海道の色んな場所を廻ってみたいと思います。
準備も何していいのか分からないまま、アレコレ調べたり、教えていただいたり…。バタバタ・アタフタしながら進めてきました。
集めたり、お借りした道具を使って、一人でキャンプツーリング出来るのか、一泊のソロキャンプツーリングに出掛けてみたりして、予行演習もしてみて。少しだけ自信がついたかも。
やりたいことや行ってみたいことを詰め込んだ3泊4日のSR400とのツーリングが、無事に終えられるように祈るばかりです。
看護師として働いてた4年間があって、これからようやく一人の人間として自分を見つめようとしてた時期に私は妊娠して結婚をしました。
その後に子供たちがが産まれてきてくれて、ずっと家族と過ごしていた時期も6年近くありました。
だけど、あの頃の私は自分が何が好きで、何でどんなことを表現することができるのか、子どもたちや誰かに伝えていきたいことはなんなのか、全然わからないままでいたなと思うのです。
まだまだ自分のことさえよく分からなくて、何も自分が始まっていない状態での子育ては辛いこともたくさんあって。戸惑ったり、悩んだり、不安だらけでした。
そんな子育てから少し離れる時間を持てた私は、今ようやく自分がどんなことが好きで、何を大切にしているのか見え始めたように思います。
子どもたちにも、たくさん不安を与えてきてしまったけど。今は子どもたちの疑問にも、向き合って一緒に話し合えたり、お互いにとってよりよい方法を見つける努力が出来るようになってきました。
先の見えない恐怖とか自分の指針のなさでの戸惑いとか、そういう漠然とした不安の中では、とても自分一人でさえ立っていられなくなりがちで、誰かの支えや方針をあてにしてしまうけれど、自分自身で立っていられるし、立っていて良いんだっていうことを理解し始めると、こんな自由なことはないなと感じます。
そうやって、自分らしく立てた自分で、見つめ直す家族や周りにいてくれる大切な人たちは、これまでとは全然違うんだな〜。
そんなことを感じさせてくれるのも、バイクのおかげって思うのです。
今回のSR400とのソロキャンプツーリングでも、また一つ自分が見えてくるといいな。
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