今日は、ぬか漬けについて書いてみたいなと思います。
みなさん、お漬物ってお好きですか?
私は、昔からよく食べていたので大好きです。
夏の暑い時期にはぬか漬けや梅干しといった酸味があるお漬物があると食欲が湧いてきて、元気になれる。
冬の寒い時期には生の野菜を食べなくなりがちですが、白菜漬けや沢庵なんかはポリポリシャキシャキ食べられてフレッシュな感じになれます。
そんなお漬物。うちは祖母の担当でした。
甕に入ったぬか床を毎晩混ぜていて。その中には魚の骨だったり昆布だったり、たまに釘だったりが入れられていて。匂いはきついし、「どぶ漬け」とも言われるように見た目も汚くて、敬遠しがちな作業です。だけど、ここからあんな美味しいお漬物ができるんだー、と私は小さい頃からずっと見ていたので馴染み深いものになっています。
お店で売っているお漬物を見ると「食べたいな」と思うんですけど、あそこにはたくさんの保存料が入っていて。長期保存ができるようにと考えられて編み出された保存食の技術が、商品になるとどうしても保存料が必要になるというのが、なんとも残念な気持ちになってしまいます。
だけど、家庭でいざ作るとなると結構大変だったりするんですよね。
最近、私はアク抜きのために米糠を購入しました。
それが結構余ってしまったので、ついにMYぬか床を作ることに・・・!!
それほど難しいことではないんですけど。
冷蔵庫保管なので毎日ではないですけど、これからはお手入れが私の暮らしに盛り込まれます。
【 材 料 】
・生ぬか ・・・ 1kg
・水 ・・・ 1L
・塩 ・・・ 130g(12〜15%)
・昆布 ・・・ 5cm四方を3〜5枚ほど
・唐辛子 ・・・ 3本ほど
・煮干し ・・・ 5〜8匹ほど
・干し椎茸 ・・・ スライスのものを軽く3〜5g
・野菜のくず ・・・ 最初につけて破棄する野菜なので、なんでもOK
これらを混ぜて、味を馴染ませていくだけです。
野菜を漬けるたびにだんだん美味しくなって、昔食べていたぬか漬けの味に近くなっていくのがとっても嬉しいです。
野菜の水分でどんどん味が薄まったり、米糠の乳酸発酵で酸味が強くなったりしますので、塩や最初に入れた材料の旨味成分を補充しながら、ぬか床を育てていきます。
最近は、乾燥ぬかに塩や旨味の成分が混ぜてある『ぬか漬けの素』も売っていますので、水分が増えてきたらそれで味の調整と水分の安定をはかることもできて、とっても便利で助かっています。
こういう日々の中に組み込まれてくるルーティンが私は好きです。
それって、いつも何かに手をかける『お手入れ時間』があるということ。
毎日、ちょっとづつでも意識を向けて必要な時には手をかけて、大切に育んでいく時間なんですよね。
そんなちょっとしたひと手間の積み重ねのおかげで、食卓が色彩豊かになっていくのが嬉しいです。
だから、いつも『暮らしの時間』『日々のお手入れ時間』を大切に楽しんでいられる自分でいたいものです。
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